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近くて遠い国 [長男・中曽根康隆・30歳・証券会社勤務]

御無沙汰しています、長男・康隆です。

8月15日深夜。父が4日間の韓国訪問から帰国した。

今まで父はこの時期、15日終戦記念日の戦没者追悼式典出席と地元の新盆挨拶廻りを欠かした事がなかったが、今回だけはそれらを母と秘書に託し、急遽韓国へ渡った。

今、日韓関係はご承知の通りの状況になっている。



中曽根家と韓国の縁は深い。

祖父は日本国総理大臣として戦後始めて韓国を訪れた首相で、父は歴代文部大臣として初めて訪韓した大臣で、二人とも隣国の存在の重要性を認識し、両国間の関係の改善が必要だと考えていた。

祖父はご承知の方もいるかと思うが、28歳で国会議員になった時から総理大臣を目指し「総理になったらやるべき事」をノートにずっと書き溜めていた人だ。

その中の一つが「総理になったら先ず最初に韓国へ行く」という事で就任と同時に、信頼するブレーンの人々に周到な根回しを指示し、準備させ、就任後直ちに中曽根外交の第一歩として訪韓を実行した。

父は文相の時、「文化面からとにかく交流を始めよう」と両国間の文化・教育・スポーツの交流促進の為、訪韓し、今の韓流ブームの足がかりを作った。

又、私は6年前必死で勉強をしていた(?)コロンビア大学大学院留学中に最も多く図書館で顔を合わせたクラスメートが韓国人女性で仲良くなり、今は家族ぐるみで大変親しく付き合っている。高崎に父の選挙応援にも来てくれた。彼女は私より10歳上でご主人は韓国最年少の国会議員。大変美しく、女優やキャスターとしても活躍した人で今は大学で教壇に立つ社会に影響力のある、日本を大事に考えてくれるスーパーレディだ。

http://nakasone-family.blog.so-net.ne.jp/2010-05-20-1



是非腹を割って話したいという双方の思いが一致した今、親子三代、各々が結んだ強い絆をフル活用し、政・財・学・官・スポーツ界を代表する様々な立場の友人達とじっくりと話ができたようだ。「行って良かった」と言っていた。プライベートな訪韓だが元外務大臣で国会議員である父の立場上、話の内容はここには書けない。


両国の長い間の歴史的背景や人々の思いにより、「近くて遠い国」と言われ続けたが「ヨン様」「少女時代」「新大久保」と、このごろ一般的にも「近くて近い国」と皆が感じつつあっただけに、今後が大いに気懸かりだ。

個々の間の友情無しに国家間の友好もないと思う。父も野党だからこそ動きやすい面もあると思うので貴重なチャンネルを駆使して全力を尽くしてもらいたい。


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