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退陣で問題は解決しない [中曽根弘文(本人登場)]

こんにちは、中曽根弘文です。


鳩山首相が退陣を表明した。
小沢幹事長も辞任を表明した。
これは当然のことで、むしろ遅きに失したと言える。
ここまで政治を混乱、停滞させ、国際社会の信頼を失った責任は極めて大きく、辞めれば済むという程度のものではない。
小鳩体制の民主党政権は、政権発足当初から、あまりにもひどい違法献金・偽装献金による「政治とカネ」の問題で政治不信を大きくした。
普天間基地の移設問題では、非現実的な発言の繰り返しだった。しまいには「『最低でも県外』と言ったのは党の公約ではなく党首としての発言だ」と言い逃れようとするなど、軽い発言と言行不一致で国民の信頼を完全に失った。
普天間問題で失ったのは国民からの信頼だけではない。日本の外交・安全保障の基軸である日米関係をギクシャクさせ、米国のみならず国際的な信用も大きく失ってしまった。
鳩山首相は普天間問題に自分で火を点けて自分で消せなくなってしまった。更にあちこちに良い顔をして八方美人でやっていたら八方ふさがりになってしまった。結局、時計の針を10数年戻すことになりかねず、沖縄の県民の負担は今後も続くだろう。沖縄の皆さんに大きな期待を抱かせ、踏みにじった責任は非常に重い。

鳩山首相と小沢幹事長2人の辞任は、問題を巻き起こして収拾がつかなくって政権を投げ出しただけでなく、脱税や偽装献金問題をこれで終わりにしたいということだろう。更に、「内閣の表紙を変えた方が選挙に有利だ」という打算が透けて見える。こんなことで国民はだまされない。

私は、民主主義において政権交代は当然のことであり、健全なことだと思う。
しかし、それは任せられる政党があればこそであり、この8ヶ月あまりの民主党政権の有りさまを見ていると、この国をどういう国にするのかというようなビジョンや理念が全く無く、あるのは選挙目当てのバラまき、ポピュリズム政治ばかりだ。このまま民主党政権が続けば日本は間違いなく破滅へと向かっていく。
我々自民党は野党となった今、民主党政権を反面教師とし、「やはり自民党でなければ」という声が沸き起こった時に備え、真剣に党改革や信頼回復に努めなくてはならない。

衆議院を解散しないならば、今夏の参議院選挙は、「民主党にノー」を突きつける重要な機会だ。
国民の良識を示すことができる選挙になるように、私も日々訴え続ける。

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posted by AyakoKawanabe at nice!(0) 
共通テーマ:日記・雑感

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