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若手農業生産者・経営者との懇親会 [長男・中曽根康隆]

こんにちは、康隆です。

先日、群馬の若手農業生産者・経営者の皆様との懇親会へ参加してきました。
土曜日の夜にもかかわらず、多くの若い世代の皆様にご参集頂き、我が国の農業政策に関する意見交換をさせて頂きました。

農業は日本の根幹産業です。現在、安倍政権下で日本の農業政策の今後について話し合われていますが、TPP、JA改革、地方活性化の為の農業の位置付け、6次産業化、等々難題が山積しております。

群馬県も「関東の台所」と言われ、全国の農産物生産量TOP 5になんと20品目も入っています(ちなみにこんにゃく芋は全国1位のシェア92%です!)。しかしながら農業人口は過去5年間で15,000人減少、平均農業従事者年齢は5年前から3歳上昇して66歳、耕作放棄地率は20%を超え、農家所得は過去20年で半減、と大変危機的な状況に直面しております。

また群馬は今年頭に豪雪被害に見舞われ、農家の皆様は甚大なダメージを受けました。私も40軒程の倒壊したハウスを廻らせてもらい、現場の悲壮感を痛感しました。その後、国として復興の為の予算確保や補助制度の整備等は行われましたが、8ヵ月が過ぎた未だに現場では倒壊したままのハウスが多く残っている状態です。いくら補助が出るといっても、その手続きやルールが複雑で実際補助が受けられていなかったり、建て直したくても東北復興やオリンピックの影響で資材調達が困難を極めていたり、更に原油高騰によりコストもあがっていたり。。。この日も皆さんの話を伺っている中で、現場はまだまだ被災中であることを改めて認識しました。

http://nakasone-family.blog.so-net.ne.jp/archive/20140226 (深刻な豪雪被害状況)
http://nakasone-family.blog.so-net.ne.jp/archive/20140306 (深刻な豪雪被害状況②)

そもそも、日本の農業をどの様にして「守るか」ではなく、どの様にして「攻めるか」を考えなくてはいけないと思います。その為にはしっかりとした戦略を立てる必要がありますが、個人的に一番大切な事は「次世代の担い手の創出・育成」であると考えます。その為にはまず「稼げる農業、魅力的な農業」を作っていく事が必須であり、若い世代または民間が「農業に参入したい!」と思えるような魅力的な環境整備が必要となります。そんな中で今回の若い世代で農業の現場にいらっしゃる皆さんとの時間は大変貴重で刺激的なものであり、また勉強になると同時に危機感を覚えました。

いずれにせよ「食の安全」が近年より一層テーマになってきている状況で、安心・安全な国産農産物の確保というのは国家的課題であります。現場と国が連携しながら、現場に活気が溢れ、国益に資する政策・戦略設計が求められます。

素晴らしい会を有難うございました!
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