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私の身体には国家が宿っている by 中曽根康弘 [長男・中曽根康隆・28才・外資系証券会社]

「どうだ、いい男だろ」
祖父が写真を見ながら私に言った。

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私の祖父、中曽根康弘 65年前の姿。今の私とほぼ同じ年。

海軍として戦争へ行き、国のために働き、多くの同志を失った祖父。
焼け野原に帰ってきた祖父は内務官僚として占領軍に楯突くものの、力及ばず。
マッカーサーに物申すには、日本国民によって選ばれた国会議員でなくてはダメだと考え、立候補を決意。
その時、若干28歳。

その時に中曽根康弘が父、実兄、義兄へ向けて書いた決意書がある。

「万事は見通しと決心によります。。。戦機は徐々に動いています。。。
帰れば当然生活問題に苦しみます、しかしそこは英雄を育てるつもりで面倒見てください。。(略)」

自分の事を「英雄」って。。。。

ただ、この強烈な敗戦の記憶と占領軍への不信感から祖父の体には「国家」という文字が刻まれる。
国と一心同体、本当に日本国を愛し、日本を世界に誇れる自立した国にしたいという思いが彼を付き動かした。
沢山の同志達に支えられ、結果的に圧倒的多数で初当選を果たす。

昨今、色々な人が国会議員になっている。タレント、スポーツ選手、世襲。。。
「政治家になりたいと思う理由」は人それぞれ違っていて当然だと思う。
しかし、国の代表として、その重責を自覚した上で私利私欲でなく「公」の為に尽くしたい!という気持ちがないと政治家は務まらないと思う。

今、日本が必要としているのは「政治屋」ではなく「政治家」だ。


祖父がよく口にする。
「暮れてなお、命の限り、蝉しぐれ」

中曽根康弘は生涯政治家だ。
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共通テーマ:日記・雑感

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